人と猫が共存していくために、もともとは野良猫だった猫が、地域のボランティアや住民の協力で避妊去勢手術を施されて、ごはんやトイレの管理をされています。
野良猫を助けたいという人が地域猫をきちんと管理し、猫が苦手な人、嫌いな人はその活動を理解することが大切なのです。
避妊去勢手術をすることで・・・
・一代限りの命を全うさせ、それ以上増えないようにする
・オス猫のマーキング行動の軽減
・テリトリー意識が減ることで猫同士のケンカを防ぐ
・発情期がなくなり、鳴き声がなくなる
地域猫を管理するには・・・
・エサをあげっぱなしにせず、猫が食べ終えたらすぐに片付ける
・近隣の環境に配慮する
・猫用トイレの設置
しかしその方法は殺処分ではなく、人道的でなければいけません。
猫は1回の交尾でほぼ100%妊娠し、多ければ年2~3回出産し、1回に4~5匹の子猫を産みます。 外で暮らす猫の寿命は3〜4年とも言われています。一見自由気ままに暮らしていると思われる猫たちの環境は、事故や感染による病気、不衛生な環境や飢え、虐待など過酷な生活なのです。
生まれた子猫たちも、そんな過酷な環境の中で育つことができずに、命を落とす子が多くいます。また、保健所で殺処分される半数以上が猫ですが、その大半は産まれて間もない子猫です。
そんな猫たちをこれ以上増やさないためにも、地域猫活動の核となるTNRが大切です。
みだりに殺傷したり、傷つけることは2年以下の懲役又は200万円以下の罰金
遺棄したり、みだりに給餌や給水をやめて虐待することは100万円以下の罰金
詳しくは以下のリンクをご覧ください。