アークは非営利、非政治の私設団体であり、動物を愛し、共に生き、積極的に動物を救い出そうとしている方々のネットワークをつくることを目的としています。
また日本での動物の権利を主張し、動物の問題を国内的にも国際的にも改善し、真に効力のある動物保護法制定のために活動する動物救援組織です。
アークの活動資金は全て、一般の方からの寄付や会費によるもので、約20名の専従スタッフでは動物たちのケア、施設を維持するための多様な仕事が追いつかないため、多くのボランティアの皆さまの力をお借りして運営しています。
アークの活動は以下の4項目を柱にしています。
1:さまざまな理由で保護した犬や猫の心身のケア、社会化トレーニング、里親探し
2:望まれずに生まれてくる犬や猫をなくすための不妊去勢手術の推奨
3:日本の動物福祉水準の向上の為の啓蒙活動、子どもたちへの教育と行政への働きかけ
4:国際水準の動物福祉センター(篠山ARK)の建設
アークは1990年、現在の代表エリザベス・オリバーによって設立されました。 オリバーは、イギリスから英語の教師として来日していましたが、傷ついた動物たちを見る度に友達と救助にあたっていました。その頃は資金の援助もほとんどなく、フード等の援助のみによって支えられてきました。次第に協力してくれる人たちも増えていきましたが、あまりに動物の数が増えた為にボランティアから数名をスタッフとして採用することになりました。
1995年の阪神淡路大震災はアークにも大きな試練を与え、分岐点となりました。被災地から来た600頭を越える動物に対応し、突然許容量の数倍にまで動物の数が増えたのです。この様子がマスコミを通じて日本中に広がり、多くの援助のおかげで設備も整うようになり、スタッフの数も増えました。
設立以来、活動内容そして収容力の面でも大きく成長しました。
1999年8月には、大阪府よりNPO(特定非営利活動法人)団体として承認されました。
2005年、東京に事務所を開設。里親探しの他にイベントや啓蒙活動を行っています。
2008年にはRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)の協会員として日本で初めて認定されました。
2015年、アーク設立25周年、東京アーク設立10周年を迎えました。
1990年の設立以来、たくさんの犬と猫が新しい家庭へと旅立ちました。
これも一重にアークの活動をサポートして下さっている皆さまのおかげです。
犬 Dogs | 猫 Cats | |
---|---|---|
1991 | 5 | 1 |
1992 | 83 | 18 |
1993 | 77 | 17 |
1994 | 59 | 12 |
1995 | 197 | 61 |
1996 | 101 | 52 |
1997 | 67 | 27 |
1998 | 78 | 28 |
1999 | 126 | 33 |
2000 | 161 | 50 |
2001 | 153 | 71 |
2002 | 148 | 60 |
2003 | 110 | 36 |
2004 | 167 | 44 |
2005 | 177 | 47 |
2006 | 196 | 97 |
2007 | 194 | 107 |
2008 | 184 | 100 |
2009 | 199 | 101 |
2010 | 204 | 116 |
2011 | 293 | 111 |
2012 | 172 | 141 |
2013 | 179 | 128 |
2014 | 146 | 135 |
2015 | 174 | 128 |
2016 | 150 | 149 |
2017 | 129 | 108 |
2018 | 84 | 85 |
2019 | 109 |
51 |
2020 | 54 |
42 |
2014年11月13日付けを以て、第一種から第二種動物取扱業に変更となりました。