アークにいる仲間の多くと同様、僕も、幼い頃に「保健所」と不幸な出会いをして、未だにその後遺症に悩まされている。
「保健所」に追われるまでは、僕は、きょうだいたちと「気ままな暮らし」を楽しんでいた。それからは、まるで悪夢の連続。ワイヤーの投げ輪を持った男たちに追いかけられ、おびえる毎日だった。しばらくは、逃げおおせたけれど、次に、彼らはワナを仕掛けてきた。捕獲器の扉がガチャンと閉じて、他の震えている「捕虜たち」といっしょにトラックで運ばれたときの恐怖感ときたら、とても言葉にできない。
僕をほしいという女の人が現われて、釈放された。アークに来てからも、数週間は、ハウスの中で、ただ震えているだけだった。でも、次第にリラックスして、今じゃ、同じ体験をくぐりぬけてきたハルカと遊べるまでになった。
皆さん、会いに来てよね。
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