【アークの歴史】
アークは1990年、現在のアーク代表エリザベス・オリバーによって設立されました。彼女は、イギリスから英語の教師として来日していましたが、傷ついた動物たちを見る度に、友人らと救助にあたっていました。その頃は、経済的な援助もほとんどなく、寛大な人々のドックフード等の援助のみによって支えられて来ました。徐々に協力してくれる人達も増えて来たのですが、あまりに動物の数が増えたために、ボランティアから数名をスタッフとして採用することになりました。
1994年の阪神淡路大震災は、アークにも大きな試練を与えました。突然アークの許容量の3倍にまで動物の数が増えたのです。しかしマスコミを通してアークの存在が日本中に広まったため、設備も整うようになり、スタッフの数も増えました。
【仕事について】
ボランティアの方々には、アークのスタッフの毎日の仕事を手伝ってもらっています。仕事の主な内容は、散歩、餌やり、シャンプーやグルーミング、それに眼、耳、爪、フンの状態などの健康チェック、首輪がきつ過ぎたりゆる過ぎたりしないか、などです。万が一、動物に何か異常があった場合にはすぐにスタッフに知らせて下さい。
気を付けてもらいたいことは他にもたくさんありますが、常に動物たちの動きに注意していて下さい。些細なことでも、見逃したために大事に及ぶことがありますので、犬の健康状態から犬小屋の門が壊れていないかについてまで、全てに渡って注意して下さい。
常にアークの施設が衛生的で、しかもきれいに整理整頓されているように皆さんも努めてください。そのことは動物にとって重要であるだけでなく、私たちが衛生的で、しかも効率的に仕事が出来るために必要な事です。例えば、使った物を元あった場所に戻すことは、次にそれを使う人の探す時間を大きく短縮する事が出来ます。
ここに来る全ての人々が、アークの施設がきれいに整頓されいてるかどうかを見ています。特にスポンサーになってもらえるかもしれない人々には、良い印象が大切です。例え、動物の体がいくらきれいでも、敷地内が雑草で覆われていたり、不衛生であったりすると印象が良くありません。
動物の世話はアークの中で最も楽しい仕事ですが、その他もろもろの楽しくない仕事も必要なのです。
動物たちの助けを求める声、犬たちが喧嘩をしている声など、耳からの情報はとても大切ですし、他のスタッフとのコミュニケーションも大切です。ウォークマンをしながらの仕事は禁止されています。
【勤務時間】
勤務時間は、季節によって多少違ってきます。例えば真夏でしたら、11時〜16時の間は暑くて犬たちは外に出れませんから、朝の7時頃から散歩が始まり、昼休みは長めに取るという事になります。逆に冬の間は8時半まで散歩は出来ませんし、暗くなるのも早いので、18時迄には終わらなくてはなりません。その日のボランティアの数にもよりますが、だいたい8時半〜13時の間に散歩をします。週末は人が多いのでシャンプーをしたり小屋を掃除したりします。
13時〜15時の間は交代制で昼食を取ります。15時〜18時には、夕方の散歩と、ブラッシングやシャンプー、動物たちのベットの用意をします。午後は、その他一般のもろもろの仕事も、時間が許す限り頑張って下さい。
【宿泊施設】
女性のボランティアの方には、オフィスの上に部屋が用意されていますが、ベットは先に来ている人が優先されています。きれいなシーツとベットカバーが用意されていますが、使った後は洗濯して、布団は干してから帰って下さい。
男性には、オフィスから少し離れた所にふたつある、プレハブ(エアコン付)のうちの1つが用意されます。プレハブの近くにはトイレはありますが、シャワーはありません。
全てのボランティアにオフィスのシャワーを使ってもらえますが、以下のことに注意して下さい。
1.皆で使いますので、あまり長く使わないで下さい。
2.水は控えめに使って下さい。
3.水は地下水から電気で吸い上げられています。節電して下さい。
4.23時以降のシャワーは禁止です。皆の迷惑になりますし、動物にも影響を与えます。
洗濯機は2ケ所にあります。1つは地下室に、もう1つは事務所の横のバルコニーにあります。洗濯機の使用についても、上記の事に注意して下さい。
【犬の散歩についての一般的な知識】
犬にとって、散歩は1日の中で一番楽しみにしている時間です。彼等にとって、散歩は単なる運動だけでなく、人間とのコミュニケーションの時間でもあります。そして私たちにとっても彼等の健康状態を見るのに絶好の機会となります。
犬は優しく扱ってあげて下さい。絶対に叫んだり手を上げたりする事の無いように可愛がってあげて下さい。特に規制(病気の犬、老犬、手術後の犬)が無い限り、20分〜30分位連れて行って下さい。
【注意】
噛みつき:犬同士で噛みついたり、人に噛みついたりした場合は全て連絡して下さい。
救急箱はオフィスに、動物用はクリニックに置いてあります。犬は、常に外で遊びたいので出たがっていますが、もし逃げると大変な事になりますので十分注意して下さい。
1.私達は犬に対しても、犬に対して援助してくださっている方々にも責任があります。
2.村の人に迷惑がかかったり、犬が事故に遭ったりしかねません。
3.捕まえる為に大事な時間が消費されます。
もしもそのような事態に陥った場合は、無理に追いかけないで、すぐにスタッフに連絡して、どの方面に逃げたかを知らせて下さい。
【散歩するとき】
犬を散歩に連れ出すとき、散歩から帰ってきたときなど、ドアを開閉するときは、自分の体でブロックして犬が外に出ないように開け閉めして下さい。
特に5月〜10月には、近くに野菜や米が植えてある場所では絶対に犬を放さないで下さい。
1ツの小屋に1匹で入っている犬たちは、1匹ずつ散歩に連れていくようにして、他の犬とすれ違うときは、リードを短く持って犬同士近付けないで下さい。
引っぱる犬にはハーネスを付けて下さい。ハーネスの付け方などについては、スタッフに尋ねて下さい。
また、他の人と犬がどこにいるかは、常に頭に入れながら散歩して下さい。
【ハーネスを使うにあたって】
普段あまり見ることのないハーネスですが、ここでは日常よく使う大事な道具です。犬がリードを引っぱって歩いている姿は、あまりいいものではありません。もしそれらの犬がもらわれたとしても、引っ張る犬ではあまり歓迎されません。アークで引き取った殆どの犬たちは、暴力などによって強制的にしつけられたあげく、鎖に繋がれっぱなしで、フィラリア等の病気にもかかったりしたものばかりです。人道的立場からも、首輪とハーネスの両方の使用が好ましいでしょう。
アークでは、全ての小犬たちはハーネスでしつけられています。いくらかの人たちは、引っぱる犬たちにスパイクチョークチェーンをつけて問題を解決しようするそうですが、アークでは勿論そのようなことはしません。ハーネスで育てられた犬たちは、もらわれていった後もずっとハーネスのままで育てられます。
ハーネスを使ったほうが楽にトレーニング出来ますし、取り返しのつかないようなダメージから犬を守ってやれることにもなります。特に子供が散歩に連れていくときには、非常に役に立ちます。ハーネスは、犬を引っ張ろうとすると抜け落ちやすい構造になっていますので、子供が犬を引っ張るという悪い習慣を食い止めることにも繋がります。
小さな種類の場合は18ヶ月以下、大きな種類の場合には2才以下の全ての犬に必ずハーネスをつけなければなりません。
幼犬の喉の筋肉はまだ成長しきっていませんから、首輪とリードで引っ張ることによりダメージを受けることがあります。
【アークのエリア】
広い敷地内に、様々な施設があります。
| グリーンケンネル/ケンネルズ |
アークの後ろに位置しています。 |
| フロントケンネルズ/オフィスブロック |
オフィスがあって、女性用宿泊施設、シャワー室、クリニックがある建物です。 |
| バーンエリア |
山羊や猫、犬がいる場所です。 |
| マウンテンぺンズ |
納屋の裏側にある犬のいる囲いです。 |
| プレハブ |
納屋の横にあります。 |
| バックケンネル |
家のちょうど後ろ側です。
ビニール 元々は震災直後の物が無い時に、臨時的に建てられた大きなアーチ型のビニールハウスの様なものを緊急避難場所に使っていたため、木と金網で出来た犬小屋に建て替えられた今も「ビニール」と呼ばれています。 |
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【電話について】
電話を使用する場合には、スタッフに一声かけて下さい。
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