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海外のアニマルレスキュー状況
海外レポート

海外シェルターの紹介


【猫専門のシェルター「キャット・プロテクション Cats Protection」について】
後藤田 奈々香 (アーク・ボランティア)

 イギリスドッグツアーに参加し、幾つかのアニマルシェルターを訪れたが、特に深く印象に残ったものは、猫だけのシェルターである「Cats Protection」だった。猫だけのシェルターのことは、日本ではほとんど聞いたことが無い。私達が訪れたのは、エバーシャムにあるNCDLシェルター(いるのは犬のみ)の敷地内にある、キャッツプロテクション支部である。あのドッグショーで見た華やかな印象とは違って、とてもこじんまりとしていた。幾つかのさほど大きくない猫舎が並び、それぞれその二重扉の中には2〜5匹の猫が暮らしている。老猫や、特別な猫だけ外でフリーに歩き回っており、訪れた私達をにっこり(?)かつ猫らしいクールな態度で迎えてくれた。

 キャッツプロテクションの資料によれば、この団体はイギリスで最も歴史がある最大の猫専門の福祉団体で、年間75,000匹をリフォームさせ、その活動の90%を無償のボランティアが行っているという(すばらしい!)。資金はグッズ販売の収益や寄付でまかない、保護だけでなく、不妊・去勢の呼びかけや猫に関する情報も、毎月発行される冊子や電話相談(ひと月に77,000件)といった形で提供している。資料では、「近くに支部が無ければ、お友達と始めてみたら?」どまで書いてある。猫専門のシェルターだと、スタッフやボランティアも猫だけに専念することができ、そのメリットは人間にとっても猫にとっても多大なものだろう。

 話を伺うと、そこではNCDLと協力し合い、犬と猫がお互いに慣れるよう訓練もしているらしい。しかしボランティアの手で運営されている為、とにかくお金が無くて、ケンカっ早い猫以外は不妊・去勢やFIVとFeLVの検査はリホーム先でというのが現状である。けれどもリホーム数は割と多く、そこだけで去年400匹もらわれたそうだ(これは施設が小さい割によい数字だと思った)。

 猫は家の中で暮らすことができ、散歩に連れて行く必要もなく、子どもにも大人にも適しているという理由が、イギリスでは犬と同じくらいかそれ以上の人気がある。
そうはいっても日本ではほとんどない猫だけのシェルターに出会えてとても感動したし、勉強になりとても貴重な経験だったと思っている。


    【海外レポート】

  • 英国保護団体を見学
  • イギリスのシェルターを訪ねて
  • 猫専門のシェルター
  • イギリスから学んだこと



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